中華社会のこと

37年近くの米国生活の半分は、仕事も生活も中華社会とは切り離せない

状態だった。中華社会との出会いは、中学の頃の親友が中国人だったこと

から始まった。親友の名前は「張」だったが、それが中国人の名前を表し

ているなどとは思ったこともなかった。しかし、彼の家にガッコ帰りに寄

ると、どこか日本人の家とは家具も雰囲気も違っていたが、田舎者の鈍感

な中学生は、それが中華風だとは知るよしもなかった。

ある日、彼がモゾモゾと「今日から俺を〇〇と日本の名前で呼んじゃりヤイ」

と言う。それで初めて彼が日本に帰化した中国人だと分かった次第である。

37年前に仕事でLA支店に着任した独身の頃、知り合った女性は台湾華僑で、

その人の家族とは本当の家族のように付き合いが始まった。今でもその家族

101歳になるお父さんは私の美国爸爸(米国のおとうさん)である。

この15年間、仕事のライセンスを置いたオフィスも香港系の中国人ばかり

の職場で日本人エイジェントは私だけ。勿論仕事も生活も英語が中心だけれ

ど、そんな環境では北京語、広東語、台湾語が日常的に身の周りにあふれて

いたせいで中国語に興味が沸き、周りから聞きかじりで下手なりにカタコト

の中国語を細々と喋る様になっていた。

そんな環境から離れて2年近くが経った今では、中華社会との接点は殆ど

なくなり、たまに公園で出会う大陸や台湾から来る旅行客だけがほんの小

さな接点である。

中華系はとにかく仕事でも生活でもテンションが高い。時にはルールなど

無視して、良し悪しは別にしてバンバンと前に進もうとするバイタリティ

がある。とても日本人には真似の出来ない点である。そんな中華社会が懐

かしく思い出される。

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ぬくぬくでムレムレ

昨日から小雨も止んで、気温が上がりぬくぬくの日が続いている。

今日、朝の内は7℃で外はヒンヤリ。ダウンジャケットを着込んで出掛

けたけれど、帰りはもう17℃。ダウンなんか着ちゃいれない位に蒸し

暑くなってきた。ショッピングモールやデパートはそれでなくても人が

多くてムレているのに、設定温度が高くてムレムレで暑い位になってい

る。がんの手術後の化学療法(キモセラピー)の副作用で体が冷え性に

なった私がそう感じるのだから普通の人はもっと暑く感じているに違い

ない。

20171022_133716

外はぬくぬく中はムレムレの一日。明日はもっとぬくぬくで20℃近く

になると言う。変な天気が続いている。

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ブラックフライディも、アウトレットセンターも

いつも行くショッピングセンターに行くと「Black Friday Sale」と大きな

横断幕がかかっていて驚いた。 ブラック・フライディを直訳すれば黒い

金曜日ということになる。米国では感謝祭(Thanks Giving)の翌日の金曜日

に始まる全米中の小売店の激安セール。アメリカでもデパート、ショッピン

グモール、地元の小売店は年がら年中セールをしている。だからアメリカで

は定価を見た人や、定価でモノを買った人は、どこにもいなと言う笑い話も

あるくらいである。

しかし、ブラック・フライディはいつも以上の殺人的な安値で多くの人に販

売することで、商店がいつもの赤字(Red)から抜け出し黒字(Black)を取り

戻す日という意味もある。Black Fridayの人出たるやスゴイもので、有名店や

大型量販店の前には1晩前くらいから大勢の人がテントを張って並び始める。

例えば、日頃10万近くする最新のPCが台数に限りはあるが、半額近くで購入

できる程のすごい集客パワーをもっている。この日は毎年激安商品を巡って買

い物客同士の品物の奪い合いで発砲騒ぎが店内で起り、警察まで駆けつける事

もある。

BFday

その他たくさんの商品が同様の手法で販売されるからクリスマスを目前に控え

た人達は先を争って激安価格でクリスマスプレゼントを買うためにBlack Friday

の激安セールに殺到するのである。 しかし、昨日見たショッピングモールでは

せいぜい20-30%引きで商品も元々セール用に準備されたものばかり。

日本の消費者はそんなこけおどしにはだまされないのか、店内には人もまばら。

米国で見てきた殺人的なブラック・フライディとは様子が全く違っている。

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そう言えば数週間前に行ったアウトレットセンターも名ばかりで、殆どの商品は

定価で売られていて、見るからにデザインも色も冴えないものや、サイズも限ら

れた商品だけを大特価として店先にぶら下げているだけのお粗末。アウトレット

は元々米国で作られた。有名メーカの工場で出てくる「訳あり半端物」を一般商

圏に迷惑をかけない辺鄙な場所で考えられないような低価格で売りさばく事を考

えて開設された巨大な場所がアウトレットセンター。

日本の製品は工場での品質管理が厳しいから「半端な訳ありモノ」が出来る確率

も非常に低く、元々アウトレット製品などが出来る可能性が低いに違いない。

だから、アウトレットと言っても単なる名称で、米国にあるアウトレットのコン

セプトとは大きく異なっているとしか思えない。

結局、今年のダウンジャケットは、アウトレットセンターにあるモンベルで定

価で買って帰ってきたが、こんなことなら、始めからもっと近くにある普通の

モンベルストアーに行けば済んだことだった。残念。

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ゴミ箱

日本に戻ってきて20ヶ月が過ぎた。街に出て一番こりゃ困ったなぁ…と

思ったのがゴミ箱。どこを探しても街中にゴミ箱がないからゴミをいつま

でも手にもって歩くか、近くのコンビニに入って捨てるしかない。

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その理由を聞くと、安全のためだと言う。安全のため? テロリストなどが

ゴミ箱の中に爆弾など仕掛ける事を恐れてゴミ箱は撤去されていると言う。

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テロに狙われやすい米国ではそこいら中に大きなご模箱があって、市の清掃

車が定期的にゴミを回収している。日本の数十倍もテロを恐れなければいけ

ない米国でも未だにこうしてゴミ箱は使われている。

DSC01307

日本のゴミ箱撤去は本当にテロを恐れてのことだろうか?どうも理解できない。

ゴミ箱を恐れるくらいなら、色んな所にあるコインロッカーのほうが、余程怖い

くらいである。誰か本当の理由を教えてくれないかしらん… ?

DSC03628最近はコンパクター機能を持ったハイ

テクゴミ箱もLAでは増えてきて、投げ

込んだゴミは中で圧縮されて従来のゴ

ミ箱よりコンパクトで沢山ゴミを収納

することが出来て、ゴミの臭いも出に

くくなるらしい。

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「お客様は神様」           じゃない

米国では、マクドナルドでもスーパーマーケットのレジでも スタバでも、

物品販売や飲食の提供をしているほとんどの店では、こんなサインが出て

いる。観光旅行では地元のこんな細かな事に気がつくことはないだろうか

ら、日本では殆ど知られていないと思う。なんと書いてあるのかというと。

sign

「どなたに限らず、当店にはサービスの提供をお断りする権利があります」

平たく言えば、「ゴチャゴチャと店内で言いがかりを付ける客はお断り!」

店先で理不尽な難癖や言いがかりをつけると、アメリカではすぐにつまみ出

されるか無視されてしまう。それでも客が騒ぎ出すとすぐに911で警官が

駆けつけて事情聴取をした上で状況を判断して処置する。不当な客は下手す

るとその場で逮捕されてしまう。

アメリカは個人の権利を主張する国だから、客は権利を振りかざすと思われ

るかもしれない。しかし店側も店員も客と同等な立場と権利を持っていると

それを正々堂々と客に主張するのである。もしも客が口汚く店員を罵れば、

店員は客に対して「あなたは私を侮辱するのか!」とすぐに反撃に出る。

「お客様は神様」ではないのである。客も店も同等の権利を有する立場だと

いうことである。米国では意味もなく謝罪して「すみません」を使うこと

もないし、I am sorryと言う言葉は、本当に自分に過失があり悪いと思わな

い限り、むやみに使うものではないと考えられている。

勿論、大手の企業、例えばスタバなどでは、不当にゴネる客に対して対処

マニュアルがあるし、それでも相手が法廷闘争に持ち込んだ場合のことを

考えて社内にリーガルセクションがあり弁護士が対処のために何人も控え

ている。

しかし、日本では「お客様は神様」だから客が言いがかりをつけようが怒鳴ろ

うが「仰せごもっとも」と店はひたすら客の機嫌を取り、酷い時は店員の勝手

な判断で土下座までして謝ってしまう。只々事を荒げたくない、穏便に済ませた

いという考えでそうなってしまうらしい。一方でクレイマーと陰口を言って店は

客を警戒しながらも、いつまでたっても根本的な対処の仕方を学ぼうともしない。

だからいつまでたってもお客様は神様でクレイマーなのである。

上の写真はあるCafeで見かけたもの。「携帯で話しながらの失礼な注文は相手に

しませんよ」と客に対しての警告が書かれている。日本でも米国同様に店側も対

等に客に対する権利を持っていると知らせる必要があるのかもしれない。

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好みは変わる

歳のせいで好みが変わってきた。昔と違い脂っこいものは食べる気がなくなり

福岡では人気のある鶏の唐揚げも、とんこつラーメンも殆ど食べる気がしない。

豆腐屋、納豆、魚に野菜と麺類、ジジむさいものばかり食べている。しかし自

転車で元気にウロつく為のエネルギー源になるステーキはちょっと例外。生き

物だと昔から猫はどうも苦手だったが、最近は趣味も変わって猫が好きになっ

て来た。道端で猫を見かけると積極的に声をかけてナンパしている。ノラでも

けっこう気のいいのがいて、先日もそんな一匹に出会った。それがこの子。

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ニュア~ニャ~と鳴きながら寄ってきた。この甘え方はどうもメス猫ちゃん

のようである。(メスとオスの違いは本当のところ知らないが…)チョット

なでてやると、もっとやれとしつこくゴロゴロと喉を鳴らしてと身をよじる。

なんかだかエロい感じになって、まだ日も高いことだし、ここが頃合いと適

当にバイバイした。

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元々この猫ちゃんは、ベンチの上でウトウトと日向ぼっこをしていた。

声をかけてチョッカイ出して、寝た子を起こしてお近づきになった。

お腹が空いているのかもしれないが、こうもニァャ~ニァャ~となつい

て来られると、なんだか情が移ってしまうね。

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子供の頃は、ガッコの帰り道にご町内のノラ共とよく喧嘩をしていた。多分、

今で言う動物いじめだったと思う。今その罪滅ぼしをしてチョット気も楽に

なる。今度この子にエサ持っていってやろう。

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自由を実感する時

中国ではグーグルでの検索は色々な規制がかかっていて役に立たないらしい。

米国系のSNSのFacebookも使えないしLINEもTwitterもだめ。勿論WeChatや

微博(ウエイボー)等の中国製SNSを使えば問題はないが、中国製のものは

すべて政府の監視下に置かれていると思って間違いない。 中国メーカーの

スマホやパソコンなどは工場出荷の時点から中国政府がメーカーに指導する

ややこしいソフトが組み込まれている事を多くの人は知っている。

そんな色々とややこしい監視と規制のある中国の環境で、米国系のスカイプ

は中国の友人と話す時に自由に使えるSNSだったが…

Chat

先日、中国花都に住む米国時代からの親友とSkypeを使って話している時、中

国共産党の話で盛り上がり、習近平が坊っちゃん顔で肥満体で北朝鮮の僕ちゃ

んとよく似ていると話していると、突然回線が切れてしまった。はじめは通信

状況が良くないと思い、何回か接続を繰り返して、やっと繋がった。しかし又

同じ話題で盛り上がりかけると回線はプッツン。

こんな日・中のくだらないジジイ二人の会話でさえ、彼らにとっては敏感な単

語が入ると回線を切ってしまうのだろうか? 後日、彼とは「俺達もとうとう

中国共産党に目をつけられて回線を遮断されるような大物になったなぁ!」と

感心しきり。中国全土は、くまなくはずれなく壁に耳あり障子に目ありである。

中国の本渓で起こった冬のあの日のことを思い出して、今回の会話が原因で彼

が花都で捕まるかもと思わずゾッした。

米国にも、米国全土と世界中のネットのやり取から携帯電話通信まで監視でき

るエシュロンと言う恐ろしい監視システムがあるしねぇ…、。 ナンだカンだ

と文句を垂れながらも、こうして何でも言える日本の自由を実感している。

しかし、こんな日本でさえ監視社会だの自由にものが言えない、独裁だと騒ぐ

人達がいるが、そんな人達には中国やロシアに一度行って、天安門広場や赤の

広場で自由をよこせ!弾圧するな!と叫んでもらいたい。その時、初めて彼ら

にも自由の本当の意味が“身をもって” 解るかもしれないねぇ…。

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